プレミアムバンダイからガンダムUC仕様でキット化されているHGUC ドラッツェ(ユニコーンVer.)
2012年に発売されたキットですが最近再販されました。
パッケージは単色で説明書はノーマル板の流用ですが一部異なる部分を補足したペーパーが1枚付属。
価格は2200円です。
付属品はシールド、サーベル刃1本の他
高さ変更は出来ないものの、前後左右にスイングできる使い勝手の良いスタンドが付属。
このスタンドを組み立てる為に別途プラスドライバーが必要となります。
シール類は肩のスラスター内部やエングレービング、モノアイ周りなどを補うホイルシールと
マーキングシールが付属します。
余剰パーツもいくつかありますが省かれているパーツもありノーマルドラッツェとしては組めません。
ガンダムUCに登場したドラッツェがHGUCでキット化されました。
こちらは先に発売されたノーマルドラッツェのリデコキットとなっていて一部のパーツが新規となっています。
肩の巨大なスラスターポッドや脚部分のブースターユニットなど通常のMSとは異なる独特の姿が再現されています。
ノーマル板との違いですが、色が青から赤&紫系のカラーにガラッと変わりました。
また胸部や腕部にはUC仕様らしくエングレービングが追加。
右腕は40mmバルカン砲ではなくガトリング・ガンが直接取り付けられています。
もちろん形状的に自立は出来ないので付属のスタンドなどを使って飾ります。
機体の配色ですが、肩部スラスターポッドのノズル内部やエングレービング部分はシールがあります。
ただバーニア内部の黒部分などは塗装が必要です。
ですが配色的にはかなりシンプルなので大部分は成型色で再現されていました。
それと成型色のメインカラーですが少しだけ紫っぽくはあるものの、設定画や劇中ほどの紫では無かったです。
カラーレシピでもワインレッド60%+ホワイト35%+スカイブルー5%とさほど紫が強くないレシピでした。
なのでもっと紫が強い方が良いという場合塗装が必要になります。
頭部アップ。モノアイレールが機体横から上まで配置されているのが特徴的。
前後幅が長くヘルメット部分は左右分割なので一部合わせ目あり。
モノアイはシールで再現します。
モノアイレールは色分けされておらずモノアイのディテール自体もありません。
ノーマル版と胴体の比較。胴体はザクをベースにした形状ですが胸部にはエングレービング入りのパーツが使われています。
その部分以外に違いはありません。
エングレービングはさすがに色分けされずシールでの再現ですがモールド自体はしっかりあります。
胴体ですが胸と腰が一体成型されているため腰の回転はありません。
パック接続穴も汎用的な形状ではありません。
巨大なバーニアがあるバックパックはスタビライザーがBJで可動します。
スタビライザーは1パーツで先端のアンテナが細いので一応取り扱いには注意です。
巨大なバーニアは3基全て別パーツ。
他にも3連バーニアなどがあり高い推力を感じさせるデザインです。
肩のスラスターポッドですがスラスターの凹み部分を補うシールがありますが
ノズル自体は塗装が必要です。
右腕ですが長大なガトリング・ガンが装着されたためバルカン砲と比べると一気に迫力が増しました。
ガトリング・ガンは左右分割で合わせ目あり。
また砲身も一体成型されているため隙間部分などは埋まっています。
砲口は開口されています。
そしてノーマルドラッツェにあった通常の腕+ガトリング・ガン手持ちというパターンに組む事は出来ません。
またバルカン砲自体も省略されています。
ガトリング・ガンはノーマルドラッツェにあった手持ち用のガトリング・ガンがベースでこちらに一部装甲パーツを取り付けた物になります。
左腕は新規パーツが使われエングレービングありの形状に。
こちらもシールもしくは塗装での再現となります。
ジョイントなどに変更はなく左手は平手のみとなります。
股関節はBJで基部で回転可能な作り。
スタンド穴は長方形タイプで3mm穴ではないので使うスタンドはどうしても選びます。
プロペラントタンク/スラスターユニット。
脚自体が巨大なブースターになっていますがこちらはモナカなので意外と軽くなっています。
ただその分上下面に合わせ目あり。
先端のノズル周りは別パーツで再現され細かいディテールが入っています。
可動範囲ですが首がBJなものの腰は固定。
肩はBJとスイングするポリキャップの組み合わせでスイング幅は良好。
肘は90度ほど曲がります。
デザインの関係で右腕は真っすぐ伸ばす事はできません。
下半身は脚にあたるパーツがブースターのため股関節部分で動かせるのみ。
可動部位は通常のMSと比べるとかなりシンプルです。
ノーマル版のドラッツェと比較。
シルエットなどに大きな違いはありませんがエングレービング付きになりユニコーン系の機体らしいデザインに。
また色も大きく変わりました。
武器を装備させて。
とはいっても左腕に取り付けるシールド&サーベルのみとなります。
長いブースターやスタビライザーがあるため後ろから見ると広がりのある迫力のあるシルエットです。
ガトリング・ガンは新規パーツでグリップのようなパーツが追加され左手を添えるように構える事ができます。
ただ右腕の組み換えギミックは無くなり武器も減っているので若干プレイバリューは下がっていました。
シールドはノーマル版の色違いでパープルになっています。
裏面にはサーベルがセットされ細かいモールドも見応えあります。
シールドはジョイントを介して接続するので2箇所から接続位置を選べます。
スラスターユニットを脚のような位置に下ろすとかなり大きな姿になるのも変わらず。
最初は問題ないのですが脚部の付け外しをしたりあまり動かすとスラスターユニットの重さで垂れ下がるようになるので
少し調整した方が遊びやすいかも。
それ以外は特に緩い感じはなく、肩なども問題なかったです。
もちろんビームサーベルが付属しますが刃はクリアイエローからクリアピンクに変更されています。
1本余剰があるので片方曲げたりして表情を変える事ができます。
HGUCドラッツェにHGUCドラッツェ改も加えて並べてみました。
どれも意外と違いがあり改の肩などはかなりインパクトがありますね。
最後にHGUC ロトやHGUC ギラ・ズール(キュアロン機)と並べて大きさ比較。
スラスターユニットの角度にもよるのですが巨大な肩部スラスターポッドなどもあるため結構大柄に感じる機体です。
以上HGUC ドラッツェ(ユニコーンVer.) レビューでした。
ノーマル版をベースにしていますがユニコーン系の機体らしくエングレービングが追加されているのが大きな違いです。
またカラーもガラっと変わり赤や紫系の配色になっていますが、メインカラーはそこまで紫ではなくピンク系の色に近いです。
武装については右腕と一体化したガトリング・ガンとなっているのが特徴的でバルカン砲と比べるとかなり大型で迫力ある物になっていました。
ただ腕の組み換えギミックなどは無くなっているので少しプレイバリューは下がりましたが
こういった細かい仕様違いもキット化してくれるのは嬉しいですね。