今までに発売されたオプションを再度収録したり新規のオプションパーツをリリースしたりしているオプションパーツセットガンプラシリーズ。
今回は新規となるキャバリアーアイフリッドがキット化されました。
価格は2,970円です。
付属品は試製35式改レールガン、各種接続用ジョイントパーツ5種、
レールガンなどを接続するジョイント5種の他、
アクションベース7が付属します。
シール類はレールガンの一部の色分けを補うホイルシールとセンサー類を補うプラスチックシールが付属。
映画「ガンダムSEED FREEDOM」に登場した電子戦特化の支援装備で内部に生活スペースなどもあるというキャバリアーアイフリッド。
今回はHGではなくオプションパーツセットガンプラ枠でのキット化となりました。
ドラグナーに登場するキャバリアーそのままといった印象の機体ですが細かく形状が違う他、
大きなウイングがあり単体での飛行形態にしたりする事やジョイントパーツを差し替える事で様々な機体と合体させる事が出来ます。
サイズは思ったよりも大型で支援ユニットながらかなり存在感のある機体です。
同時発売されたズゴックやインフィニットジャスティスガンダム弐式にもちろん対応しますが
今回は複数のジョイントパーツがあり色々な機体に合体可能かつストライカーパックを取り付けられたりするオリジナルギミックも搭載されています。
巨大な甲羅のようなユニットに超高インパルス砲やウイング、ミサイルポッドなどが装着されています。
機体の色分けですが大部分は成型色で再現されていますが
小さいウイングのホワイトやダクトのようなモールド内部のブラックなど塗装が必要な部分もそれなりにあります。
裏面には3mm穴がありスタンドが使用可能。
センサー部分のアップ。
今回はプラスチックシールが使われていてそちらを貼る事でクリアパーツのような綺麗な仕上がりになり
様々なカラーで構成されたレンズ部分もしっかり再現出来ます。
「AQM/W2033D サヴィトリ 超高インパルス砲」
砲身はモナカで合わせ目が出ますが基部で回転とスイングが可能です。
「BFF M1 76mm連装砲」
こちらは砲身は固定ですが基部で回転可能。
ただ砲口は開口されていません。
ウイングの基部に取り付けられた「AIM-902 自立誘導中距離空対空ミサイル グランド」
こちらはハッチが開閉し弾頭が見えるようになりますが弾頭は一体成型で塗り分けが必要です。
後部のノズルは1パーツながら十分立体的な作り。
内部は塗装が必要です。
ウイング類はディテールも適度に入っていますが一部ホワイトの塗装が必要です。
もちろんウイングを展開し前面装甲を倒せば単体での飛行形態にする事も出来ます。
HGCEズゴックへの取り付けですが専用のジョイントを介して本体の接続アームに取り付けます。
このアームはある程度角度などが調整可能で機体によって微調整できます。
またレール部分に沿ってスライドも可能。
フォランテスは機体後部のジョイントに取り付けます。
ズゴックに取り付けてアメイジングズゴックの完成。
キャバリアーアイフリッドが上に被さるように取り付けられ独特のシルエットを作り出します。
合体自体はシンプルで強度も十分でしたが
これだけ大きいユニットだとどうしても重量があり、スタンド無しだと腰部分などに負荷がかかりますし自立も厳しいため付属のスタンドを使って支えます。
ウイングや砲身を展開して。
ウイングもかなりの長さがありこの状態で飾るには場所は取りますが個性的な形状は魅力的です。
ただ浮かせる場合も重くスタンド軸に負担がかかるためスタンドは2本使った方が安全かも。
背面のジョイントで接続するため手足はフリーです。
前面を覆う装甲はありますが意外とズゴックの自由度は高め。
サヴィトリはスイングも可能なので軽く「ハ」の字にする事も可能。
ミサイルポッドのハッチも展開すると圧巻の迫力です。
ウイングは大きめですがヒンジもそれなりに大きく今の所保持力は問題なしです。
かなりボリュームのあるオプションパーツですがパーツ自体がゴロっとした大きさで意外とサクサク組み立てられます。
ヒンジ部分を調整する事でズゴックを寝かせた状態で合体させる事も可能です。
この場合ズゴック本体はクリップを使って支えます。
続いて上に乗せる場合ですがカバーを外す事でスタンド穴が出てきてアクションベース6の支柱を取り付ける事が出来ます。
こちらを使う事で特に足のロックなどはありませんがインフィニットジャスティスガンダム弐式を簡単に上に乗せる事が可能です。
スタンドの支柱で支える形となるためある程度傾けてもずれ落ちるような事はありません。
また円盤部分もかなり大きく膝立ちで乗る場合なども問題なく再現出来ます。
ファトゥムなどはどうしても狭く感じる場合が多かったのですがこれだけ大きいと安定感があります。
もちろん被せる事もできるのですがこの場合肩が干渉しやすく角度が制限される部分があります。
続いて付属するレールガンですがHGゲルググメナースと同じ物で
RGの物と比べるとHG仕様といったシンプルさです。
中央に合わせ目が出ますし赤い部分はシールですがサブグリップは可動します。
今回はレールガンなどを装着するためのジョイントも付属。
HGCE マイティーストライクフリーダム用は2種類あり
腰とレール砲部分に取り付け可能。
デスティニーやインフィニットジャスティス用は腰に取りけます。
ギャンシュトローム用も同じく腰ですがこちらは通常のライフルが取り付けられるようになります。
これで色々な機体にレール砲も持たせる事が出来るようになります。
後端部のストック状のパイプが干渉しやすいですがSEED系のキットは可動範囲に優れた物が多いため問題なく構えられる物が大半だと思います。
続いて4種の拡張ジョイントですがこちらはキャバリアーやMS本体に取り付ける事で色々遊べるようになる物です。
まずはストライカーパックジョイント用の接続パーツ。
こちらを使う事でストライカーパック仕様のMSにキャバリアーアイフリッドを装着出来るようになります。
また後部スラスター上面のフォランテス用ジョイントに取り付けるストライカーパックジョイントも付属。
こちらはフォランテスの代わりにストライカーパックを装着できるジョイントです。
こちらを使う事でストライカーパックを使ったカスタムが可能。
ストライカーパックは色々な物がリリースされているため盛りやすいと思いますが
I.W.S.P.など下に色々あるパックの場合干渉して取り付けられない場合があります。
続いて2穴パック対応の接続ジョイント。
こちらはキャバリアーを昨今主流の2穴パック仕様の機体に取り付けるためのジョイントです。
2穴パックならガンプラに限らず30MMや30MSなどにも幅広く使えますし
30MMや30MSには2穴から1穴に変換するジョイントなども色々あるので様々なプラモが取り付けられると思います。
続いてズゴックやインフィニットジャスティスガンダム弐式に使える変換ジョイント。
こちらは特殊なフォランテスのジョイントを2穴タイプや3mm穴のパックを接続出来るように変換できるジョイントです。
こちらを使えば盛りにくかったズゴックに色々なパックを装着して遊ぶ事が出来ます。
またこのジョイントはキャバリアーアイフリッド側にも取り付けられます。
これでキャバリアーにも色々盛れますが角度が上方向になっているためある程度向きは選びます。
このジョイントを使えば2穴ジョイントの機体にキャバリアーを接続しつつ余ったバックパックをキャバリアーに装着するといった事も可能でした。
ズゴックなどもカスタムしやすくなりますし様々な機体に装着できるかなり遊べるジョイントセットです。
最後にHGCEインフィニットジャスティスガンダム弐式やHGドラグナー1とサイズ比較。
MSをすっぽり覆うぐらいのボリュームで予想以上に大きな物でした。
以上オプションパーツセットガンプラ15(キャバリアーアイフリッド)レビューでした。
ズゴックに負けず劣らずのインパクトがあったキャバリアーアイフリッド。
今回はHG枠ではなくオプションパーツセットガンプラ枠でしたが作りはHGと遜色ない出来栄えで
センサー周りなどはプラスチックシールで美しく仕上がる事が可能です。
迫力あるサイズな分重さがあるので2つスタンドを使わないと危なっかしい感じはありますが合体時の安定性も良好で特異な形状が気軽に楽しめますし
ジョイント類が多数付属し様々なMSに装着させる事が出来ますし色々な装備を盛る事も出来る予想以上にプレイバリューの高いキットでした。